3.4月の初めくらい ちょっと肌寒い日

1.

この間まで小学校の教室1.5部屋分くらいの隔離部屋に閉じ込められてたのだけど、部署移動があってだだっ広いところに放り込まれた。

隔離部屋時代の不満といえば窓がない(1つだけあるけどブラインドで締め切られていた)ことと、そんな狭い場所に40人も押し込まれてるから臭いやらなんやらが酷いことだったのだけれど、そのあたりの問題がいきなり取り払われると不思議と物足りない気持ちになるものだね。臭いものは嗅ぎたくなる? 嫌よ嫌よも好きのうち? なんにせよロクなもんじゃない。

 何が言いたいかというと、仕事やめてもこんな気持ちになるんだろうなあと想像できてしまうのが一番嫌だって話です。

 

2.

そんなわけで諸々の問題から開放されたものの、どこに行っても貧乏くじを引かされるのはかわらないようで、同時に配属されたパートナーさんが中々につらい。いやいや、おれなんかに指示を仰がないといけない彼ら彼女らが一番の被害者なのは間違いないんだけど、そんなのはおれが一番よくわかるのだけど、それでもおれだって愚痴りたいんです。

初めておもちゃを叩きつけるあかちゃんみたいにすべての打鍵が恐ろしく力強くて、耳が痛くなるくらい大きい声で質問してくる年上の女の人とか。カフェインが効かなくなったとか毎日朝までゲームやってて眠いとか誇らしげに話す年下で既婚の男の人とか。

自慢じゃないけどこういういかにも扱いが難しい、できれば誰も相手したくない、変な人たちにすごく好かれます。お前もそうなんだよってことなんだろうけど。

 

3.

そういえば新しい職場は会話が多いです。仕事中も雑談が絶えない。これはこれで苦しいです。

突然水温が変わると死んでしまう金魚みたいです。パクパク口を動かすだけじゃ苦しさなんて変わりやしないのに、そんなところも似ている気がします。たまたまポイで掬い上げられて飼われることになったのも、こうして思うとそっくりです。もうすぐお腹が上を向きそう。