29.9月の終わりくらい 雨の続く日、そのうちのどこか

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こんにちはこんにちは、お元気ですか皆々様。

僕はここ数日熱にうなされていました。笑ってしまうほど弱い体になったなあと思いましたが、思い返すともともとそんなに強い体ではありませんでした。じゃあ心が強いのかって、そんなことはなく、身も心もガラス製、触れただけで壊れてしまうけれど触ってほしい、難しいお年頃。

たぶん悪い菌に触れたとか触れないとかって話ではなく、体力と気力の衰えからなる風邪だったのだと思います。もとからタナトフォビア気味な人間ではあったのですが、ここ最近はそれが特にひどく、大好きだった眠ることすら怖くなってしまっている有様なのです。あまりにも怠惰すぎてカミサマから叱られているような気分ですが、勝手にこんな世界に放り投げておいてカミサマってやつはなにサマなんだ、仏はコンクリ詰めにして海に沈めてやれ、宗教はゴミクズだってくらいそういった概念が嫌いなので、これが続くうちはまだ死なないんじゃなかろうかと感じています。

それでそう、タナトフォビアの話なんですが、これにはなんだかいくつかのパターンがあるそうです。自分以外のしの話なんですが怖さなんて知りたくもないので詳しくは知っていないのですが、僕のタイプだと夜中に急激に死の実感が纏わりついて、ひどいと叫んでしまうのですが、1分ほどもすれば落ち着き、その後しばらくは発作もないというものです。たぶん自分じゃなかったら気持ち悪いやつだなあとしか感じられないし、なんなら自分でも気持ち悪くて嫌になってくるのですが、これがあるせいで眠ることもままならない。半ば気絶するように眠るしか眠る方法が現状見つからないのでクマは消えないし、幻聴なのか耳元では破裂音と叫び声が繰り返され、だけれども精神はおそらく正常なので心はすり減っていく。鰹節ではなく大根おろしのすり減り方です。はらはらと削られるなんて美しいのは物語だけでしてよ。

ということもあって風邪をひいたのは必然だったのですが、風邪をひいたからと眠れるなんて、デバフをデバフで打ち消すような展開があるはずもなく、数日苦しみぬきました。喉が腫れているので叫ぶことができないし、一部はデバフで打ち消されたので有用ではありますね。攻略には不適切です。11月から一応職が決まったのにこれで働くのか。働くのだ。ははは。